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Shai Maestro(p) Solo live in KYOTO [It's a Jazz]

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Shai Maestro。数年前にその存在を知る。jazz pianist。
そして、ついに、私の願いが叶ったのだ。


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DSC_0030.JPGとうとう念願の我が地元京都live。幸運にも最高の位置に座ることができた。彼が拍手に包まれながら登場。着席。ネット動画も見たことなかったものだから、彼の演奏を見るのは初めてだ。しかも至近距離。彼の右横背後からかぶりつき。さて、演奏がはじまる…。









その始まりの始まりは独特だった。グランドピアノの中にすっぽり入れられた手書きのセットリストにしばらく目をやり、離せば、今度は宙を向いたり、そして目を閉じて曲の世界に几帳面に入っていくようだった。そして、静かに静かに指を鍵盤へ沈めていく。





sDSC00998.jpgピアノマンと言えば長らく大江千里さんの姿が私の中のデフォルトになっていたため、Shaiのその姿勢がかなり几帳面に見えた。ピアノ椅子にはさながら子供のピアノの発表会張りに深く前へ腰掛け、その脚を開けることはない。まっすぐ正体してペダルに両足をかけている。この、「前」の理由が後に明らかとなるのだが。








聴きに行った割には曲名把握してないし、合間で話すMCの英語も満足に聞き取れないからちょっともったいなくもあるのだが、演奏は本当に素晴らしい。彼の演奏テクニックは音楽の高校を首席で卒業、その後の大学その他の経歴も天才であることは言わずもがな。しかし、彼の素晴らしさは作曲にある。大江千里さん同様、スタンダードよりオリジナルを表現。そのエモーショナルな世界に引き込まれていく。まるでミュージカル、いや、クラシックの組曲を聴くようなストーリーを見せてくれる。1曲のなかに静寂と躍動さまざまなものが表現されるのだ。作曲には彼のバックボーンである生まれのイスラエル、またインド音楽など様々なジャンルを学び、現在の拠点はNYであることから、彼のメロディには独特のフレーズが生まれ、それが彼の個性となっていると思う。私はその魅力に取りつかれた。



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今回のライブはSoloだった。同じ席の方が話していたのには、Soloは貴重なのだという。Shaiのピアノを思い切り満喫できるのだ。美しいピアノ音ずっと続くと疑いもしなかった私は次の瞬間土儀間を抜かれた。Shaiは鍵盤を叩く+ピアノの弦に直接手を突っ込んでまるで弦楽器のような音を奏で始めたのだ。まるで一人重奏状態だ。すごすぎる。そうか。これがあるから椅子を前のほうにしていたのか。どうかな。いやあ、あんなふうに手を突っ込みながらピアノを弾く人を人生で初めて見た。が、まだ、さらにあった。Trioではないということは、ドラムのようなリズム隊が欲しいとき、Shaiは・・・驚いた。ピアノの蓋、上げた上の部分を打楽器のコンガのように叩き始めたのだ。それも指の骨と蓋が結構大きな音がするほど。叩きながら合間に和音を挟むという最初の部分。いやー、斬新だった。Shaiの1部の最初のほうの、良い意味での神経質な演奏と比べてまるで違う!と思った。が、結局よくよく彼の演奏を振り返って考えてみれば、大胆さも激しさも、すべて「繊細さ」が制御している感覚を覚えた。根底に流れているようだ。他方繊細な演奏であってもただの弱いのことではなく、「強さ」が制御する繊細さ。そんなふうに感じた。


アンコールに応じたShaiはイスラエルとパレスチナについて考えた感じた曲を演奏すると言った。彼自身、国籍で決めつけられたり判断されたりすることを疑問に思い、国籍がどこであれ、個人個人の考えが尊重されるべきだと。また世界中で争いや暴力が今も起こっていることにも考える部分があるのだという。SNSから聞こえてくる人々の声から曲が生まれた。それは作ったというより、自然と作らされているようにできたのだという。




演奏は大きな拍手で〆られた。

実はもしかしてと思い、最新作のCDを鞄に忍ばせていた。その日会場で買った人にだけサインをもらえるというのであれば日本人ならありがちの光景だが、Shaiはそのあたりは特に無いようで、みんな持ってきたCDに気楽にサインをもらう列ができ始めた。ペン持ってくるの忘れた!と思ったが、Shai本人(側)が持っているようだったので助かった。私も列に加わった。さあ、英語通じるか(笑)BORNのときも緊張したな(笑)しょうがない。つたない英語で勝負するしかない。番が来た。

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必死に、しかし落ち着いて対応しようとした(笑)。まずCDにサインを。名前の綴りをゆっくりはっきり伝える。そして、じゃじゃーん。そう。私はもう1つ用意していた。Shaiへの日本からのお土産Present。なにか、和のテイストというわけではなくても、日本らしいものを1つ渡したくて、開演前にLOFTに寄ったのだ。最初はかわいくリラックマの小さいものを、と思っていたが、手頃なのがないなと思ってふと目をそらすと、食品サンプルのキーホルダーが大きく展開されていた。これだ!と思ってどれにしようかと悩んだ。わかりやすく日本ぽいもの、うーん。ShaiはSashimiは食べるのだろうか?やはり海外の方はraw fishはダメかな。ダメだったらやっぱショックだし、う…ん、やっぱりお米だったら拒否感なさそうだな。「おにぎり」ってShai知ってるかな。でも何度か日本来ているはずだから知ってるかもな。それか、コーディネーターか誰かに教えてもらえるかな、と思いながら選んだのが、小さいおにぎりのキーホルダー。(写真はストラップだが買ったのはホルダー。)さて、サインの流れからすばやくポケットから取り出し、This is a present for youと言ってDo you know ONIGIRI?と聞くと知っているという!良かった!喜んでくれた。食品サンプルは最近外国の方に人気があるようなので、喜んでくれるとうれしいな。そんなわけで、写真もしっかり納めた。ああ幸せだ。何が幸せって、Shaiとハグした頬のぬくもりが忘れられないよ・・・。
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これはトリオの映像







Shai Maestro

Shai Maestro

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Laborie Jazz Records
  • 発売日: 2012/10/30
  • メディア: CD



The Road to Ithaca [帯解説・ボーナストラック1曲収 録 / 国内盤]

The Road to Ithaca [帯解説・ボーナストラック1曲収 録 / 国内盤]

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: AGATE
  • 発売日: 2013/12/08
  • メディア: CD




アントールド・ストーリーズ

アントールド・ストーリーズ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
  • 発売日: 2015/05/02
  • メディア: CD



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